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ユニットケアって何ですか?(ユニットケアのメリット・デメリット)

施設長の春花秋月

1 はじめに

 先般、施設見学のご家族様に「えびすの郷は全室個室のユニットケアを行っています。」と説明したところ、ご家族様から「ユニット・・・?」て、何ですかというご質問を受けました。施設長としては使い慣れた用語ですが、あらためて考えてみますと、ご家族様にとっては、意味不明な言葉ですね。

2 ユニットケアとは

 まず、「ユニット」を辞書で調べますと、複数のメンバーがまとまって活動をする集団という意味です。さらに、「ユニットケア」を調べますと、「自宅に近い環境において、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者一人ひとりの生活リズムなどに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のこと」となっています。

3 メリット・デメリット

 ユニットケアの特徴(メリット)は、①個室でユニット単位(少人数)で共同生活をする、②ユニットごとにキッチン・食堂・リビングなどの共有スペースがある、③介護職員はユニットごとの配置されるため、家族のような関係を築くことが可能である、④一人ひとりの状況に合わせた個別ケアが実現できる、⑤少人数で毎日同じメンバーで過ごすため、家庭的な雰囲気の中で、認知症の症状の軽減が期待できる、⑥感染症やインフルエンザなどの施設内感染のリスクが軽減されるなどがあります。一方、デメリットとしては、①人間関係についてトラブルが起こった時に気まずくなる、②個室にいることに孤立感を感じる人もいる、③多床室(従来型)に比べて費用が割高なことなどが挙げられます。
 ユニットケアの詳細については、特別養護老人ホームえびすの郷までご連絡(℡078-995-7145)をいただければ詳しくご説明させていただきます。

【参考】:一般社団法人日本ユニットケア推進センター・ホームページ
https://www.unit-care.or.jp/about/